2021年10月8日
パチンコ店の8月の売上は減少幅が拡大
経済産業省の特定サービス産業動態調査によると、2021年8月のパチンコ店売上高(全数調査ではない)は211,885百万円で前年同月に比べ9.5%減と前月に続き前年を下回り減少幅も拡大しました(7月5.8%減)。
また、前月(2021年7月)と比較しても3.6%減少しており、これは、例年よりきびしい状況と言えるでしょう。
ちなみに、感染症対策の影響が続き特殊要因とみられる前年を除く過去2か年では概ね1~2%前後の増加となっており、このくらいの数値が季節要因とみなせます。2019年8月が対7月比1.2%増で2018年8月が2.6%増です。
こうしたことを勘案すると、パチンコ店の売上は一進一退を繰り返しながら依然として厳しい状況にあると言えるでしょう(下のグラフをご参照ください)。
ただし、人の流れが活発化する時期に感染症対策強化の持続がなされた影響は多分にあると思います。
今後、9月末をもっての感染症対策の緩和がパチンコ店の売上にどう影響してくるかが気になるところです。