2021年8月10日
パチンコ店の6月の売上は前年大幅減の反動増が続くが実態は厳しい
経済産業省の特定サービス産業動態調査によると、2021年6月のパチンコ店売上高(全数調査ではない)は202,170百万円で前年同月に比べ4.2%増と前年(2020年6月 31.7%減)が感染症拡大の影響が続き大幅に減少した反動から前年を上回りました。前年比プラスは4月以降3か月連続となります。
しかしながら、前月(2021年5月)と比較すると5.6%減少しています。
ちなみに、特殊要因の前年を除く過去2か年では概ね1~4%前後の減少に止まっており、このくらいの数値が季節要因とみなせます。2019年6月が対5月比3.9%減で2018年6月が1.7%減です。
こうしたことを勘案すると、前月に厳しさが幾分和らぐ兆しが見えつつあったものの一時的で、売上は依然として予断を許さない状況に変わりはないと言えるでしょう。(下のグラフをご参照ください)。