2021年6月17日
Pまわるん大海物語4スペシャルWithアグネス・ラム119ver.のスペックとCR大海物語4withアグネスラム 119ver.との比較
新台導入予定日は8月2日からです。メーカーはSANYO(三洋物産)。
大当り確率119.8分の1の甘デジでST機となります。
遊タイムを搭載しています。
スペックは以下の表のとおりです。
参考として、旧機種CR大海物語4withアグネスラム 119ver.のスペックも併記しました。
この機種の特徴は「まわるん」のタイトルどおりに通常時に電サポが短時間開いて抽選入賞をサポートするところにあります。また、大当り中と大当り後の時短中は右打ちで消化します。メーカーの意図はわかりませんが、これは海物語シリーズの機能としては珍しい部類ですね。
「まわるん」か、まわらんかは結局、お店の調整次第なので私はあまり気にしませんが、右打ちでの玉減り(玉増え)への影響がどうなるかは気になりますね。
以下、旧機種と比較して気づいた点です。
●連チャンした場合の獲得差玉は平均で旧機種が1523個から新機種1455個へ減っています。これは規則がありますので仕方がありません。
●大当り1回(単発)あたりの平均獲得差玉は旧機種が590個に対し新機種643個と新機種が優位です。
●実質的な継続率は旧61.2%に対し新55.8%と新機種がやや低下。
以上のことから新機種は、連チャンの期待度はやや低下しつつも大当り1回あたりの出玉感が旧機種より幾分高めかもしれません。
●ヘソの返しが旧4個から新1個へ減っています。お店の利益調整の幅が広がるため、メリハリのある調整の台が投入されやすくなると前向きに捉えたいですね。
●一般入賞口の賞球個数が旧機種は3個でしたが、新機種では2個または4個と分けられました。こうした細かいところも調整の対象となり得ると思います。
●技術介入の観点からだと、大当たり入賞アタッカーの賞球個数が旧11個から新13個へ増えているので、ゲージ構成にもよりますが、積極的にオーバー入賞を狙っていきたいですね。ただし、新機種は最大ラウンド数が10Rと、旧機種の16Rを下回り、その他のラウンドも旧機種を下回っているので、玉増えの効果は限定的と考えるのが自然でしょう。
初当たり消化後の抽選振り分けは、ヘソ・電チュー共通ですべての振り分けにST10回がつき、トータルでの継続率は55.8%となります。詳細は、継続率57.8%のST10回+時短40回が全体の63%を占めます。残りのうち33%はST10回+時短20回の継続率50%で、4%が継続率72.2%のST10回+時短90回です。
出玉面について、大当たりのメインラウンド(R)は6Rで全体の56%を占め出玉(差玉)は720個とまとまった出玉感が味わえると思いますがいかがでしょう。他のRの割合は4R 480個が40%で、10R 1200個が4%です。
平均的には1回の大当りで2~3連チャンして1400個強の出玉(差玉)が獲得できる計算となります。
以上のように、わかりやすいスペックを踏襲した定番の海物語です。
遊タイム期待値を計算してみました
遊タイムの発動契機は通常時を300回転消化後となります。
遊タイムに突入後は、最大450回の時短に突入し当選確率は97.7%です。
遊タイムの天井期待値は通常時の期待値とほぼ同じなので、特段、天井狙いが有利というわけではありません。深いハマリ台がたまたま見つかれば打つといった考えに止め、基本的には回転率を重視した普通の期待値稼働がベストな立ち回りだと思います。
まずは出玉削りなしの標準モデルです(差玉)。
次に、出玉が10%減る場合です。こちらのほうが現実的だと思います。
なお、これはスペックから算出した出玉数をベースとして大当り時や遊タイムを含む電サポ中の入賞時にアウトにこぼれるムダ玉を合算で除いて計算した値です。最終的に手元に残る出玉(差玉)とお考えください。
参考までに、終日打つ場合のボーダーライン回転率を一覧表にしましたのでご活用いただければ幸いです。