2021年3月27日
更新箇所について:遊タイム天井期待値の金額換算表を追加しました。
Pバジリスク~甲賀忍法帖~2 朧の章のスペック
2021年4月5日から新台導入予定です。メーカーはユニバーサルエンターテインメントグループのメーシー(macy)。
ST機となります。
スペックは以下の表のとおりです。
等価ボーダーは17.6回転と低めです。
この機種の特徴は遊タイム搭載です。
突入契機がさまざまで、以下のような展開から遊タイムへ突入することが可能です。
1. 通常時のハマリ(299回転消化)
2. ヘソ大当たりで振り分け1%の10ラウンド(R)を引く(大当り消化後399回転の電サポのうち初めの100回転のSTを抜けると299回転の時短に突入するため)。
3. 潜伏確変中の大当たり消化後に振り分け1%の10Rまたは30%の5R大当たりを引く(上記と同様に299回転の時短に突入可能)。
4. ST中の大当たり消化後に振り分け6%の10R大当たりを引く(上記に同じ)。
5. 遊タイム中の大当たり消化後にST100回転をスルーして時短299回に突入させる。
特に、遊タイムで大当たりを引いた後の振り分けは上記のとおり時短299回の電サポが付いてくるため、メーカーが宣伝しているように遊タイムによる大当たりの連チャン期待度が高くなります。これが、スロットになぞらえた特化ゾーン的な表現をしている所以でしょう。ただし、時短に突入する前のST100回転で当たらずにスルーすることが条件です。ちなみに、スルー確率は30%程度です。
通常時、潜伏時、ST時、遊タイム時ともに電サポの振り分けが違うように、スペックは非常に複雑だと思います。
マニアックなゲーム性の機種が好きな人にとっては面白いかもですね。
遊タイム天井期待値の恩恵は比較的高いため、お店が甘すぎると判断した場合は出玉を削ってくる可能性が十分に考えられます。
しかしながら、ヘソ賞球が1個しかありませんので、お店の調整の幅が広がりメリハリのある運用にも期待できます。
出玉面について、ヘソからの初当たりは90%がSTに入りますが、直接ラッシュに突入するにはラウンド(R)振り分けが1%しかない10Rを引くしかありません。残り89%は電サポ30回の5Rでラッシュ突入期待度は30%ほどです。
ちなみに、5Rのうち一部はST抜け後に電サポなしの70回転の潜伏確変状態に入り、当選期待度は57%ほどですが、ヘソを回さなければならず、投資の程度はお店の調整に左右されます。
メインとなる5Rの出玉数(差玉)は315個と甘デジとしては極端に少なくはありませんが、多いわけでもありません。
また、ラッシュのトータル継続率は70%程度なので、さほど高いわけでもありませんが、比較的遊タイムに突入させやすいスペックであり、ツボにはまれば遊タイムの連チャンで出玉を一気に伸ばすことが可能かもしれませんね。
遊タイム期待値を計算してみました
遊タイムの発動契機は通常時を299回転消化後となります。
遊タイムに突入後は、最大379回の時短に突入し当選確率は97.8%となります。
遊タイムの天井期待値は通常時を含めた全体の平均期待値を大きく上回るため、天井狙いが有利な機種と言えるでしょう。
ただし、潜伏確変が搭載されているため、データカウンター表示の回転数の確認には注意が必要かと思います。
まずは出玉削りなしの標準モデルです(差玉)。
次に、出玉が5%減る場合ですが、こちらのほうが現実的だと思います。
なお、これはスペックから算出した出玉数をベースとして大当り時や遊タイムを含む電サポ中の入賞時にアウトにこぼれるムダ玉を合算で除いて計算した値です。最終的に手元に残る出玉(差玉)とお考えください。
貸玉料4円で金額換算した場合の期待値は以下のとおりです。交換率は4円等価交換および3.57円交換の2種類で計算してあります。
まず、出玉削りなしの表です。
出玉削り5%の表です。
参考までに、終日打つ場合のボーダーライン回転率を一覧表にしましたのでご活用いただければ幸いです。