2021年3月18日
更新箇所について:「期待値と出玉の偏りイメージについて」の項目を追加しました。
P大工の源さん超韋駄天LIGHTのスペック
2021年4月5日から新台導入予定です。メーカーはSANYO(三洋物産)。
一種二種混合機となります。
スペックは以下の表のとおりです。
大当り確率は129.51分の1となります。これは、大当り確率129.77分の1と特図1小当り確率65536分の1(ロングフリーズ)との合算の値です。
右打ちラッシュ中の当選確率は2.15分の1で、保留込み4回転で引ければ大当りとなります。詳細は大当り確率129.7分の1と特図2小当り確率2.18分の1との合算の値です。
この機種の特徴は右打ちラッシュ中の連チャン率が92%といった高い継続率にあり、ラッシュ突入により連チャンを重ねて出玉を伸ばしていくタイプです。大当り連チャン消化時間が速いとも言われていますね。
一方、初当たりの半分近くの49.9%は電サポ抽選なしのラウンド振り分けが存在します。
出玉面について、初当たりの99.8%を3Rが占めます。出玉数(差玉)は210個にすぎず、単発で終わった場合のがっかり感は高めでしょう。
平均的には6~7連チャンして1500~1600発程度の出玉(差玉)を獲得できる計算となります。
単発が続く確率とラッシュに突入しても当たらずに終わる確率
ラッシュ突入率は50.1%なので、初当たりの半数は高継続率92%の醍醐味が堪能できます。
しかしながら、不運にも逆になる場合もあるわけで、それを以下に示しておきます。
●単発が続く確率
2回連続で単発となる確率は25%です。以下、3回連続12%、4回6%、5回3%です。
1日15回の初当たりが引けると仮定すると1日3~4回は2連続単発です。3連続単発が1日に1~2回、4連続単発は2日に1回程度経験する計算になります。
●ラッシュ突入でも当たらずに終わる確率
ラッシュ継続率は92%(91.8%)です。逆に8%は当たらずにスルーします。
2回連続で当たらずにラッシュを駆け抜ける確率は0.7%で3回連続は0.1%となります。
ラッシュに1日8回突入できたと仮定すると2日に1回はスルーします。2連続スルーは17日に1回、3連続は3~4か月に1回程度経験することになります。
万発出る確率
時速3万発出るとか出ないとか言われているようですが、確率的には以下のようになりました。
●1万発出る確率~40連チャン、3%。
●3万発出る確率~120連チャン、0.0035%
ボーダーラインについて
4円パチンコのボーダーライン回転率を一覧表にしましたのでご活用いただければ幸いです。等価ボーダーラインは19.9回と普通です。
期待値と出玉の偏りイメージについて
下のグラフは、P大工の源さん超韋駄天LIGHTをパチンコ店で実際に打った場合を想定し、大当り確率やラウンド振り分け等のスペックを基に玉の出方をシュミレーションしたものです。期待収支(期待値)と実収支の平均値の推移です。4円パチンコの出玉削りなしの調整で等価ボーダープラス3回転程度(ここでは250玉あたり23回転)を想定しています。(実収支は実際に手元に残る差玉を金額換算した値で出玉のかたよりを考慮して算出しました。)
グラフをみると、通常回転350回転を超えるあたりまでは実収支がマイナスの値となっています。持ち玉ができにくく現金もしくは貯玉による投資が続いている状態です。また、かなり深い回転数まで実収支が期待収支を下回り続け、実収支が期待収支にほぼ近づくのは1300回転前後となっています。いわゆる欠損の状態です。
これは平均値の話なので、引きが悪いと数倍のマイナス値もあり得るということは考えに入れておいたほうが良いと思います。もちろん、引きが良いと逆に大きくプラスに偏る場合もあります。
期待収支は、ボーダー超えの台を打てば、回した通常回転数に応じてプラスになりますが、実際の実収支は連チャンで大きく出玉を伸ばす事もあれば、単発続きで投資がかさむ事もありブレるので平均的なイメージとして捉えてください。
実収支はラッシュ突入率を考慮して算出してあります。一般的に、ラッシュ突入率が低くラッシュ中に有利な出玉振り分けとなっているタイプの機種は初期投資がかさむ傾向にあります。逆にラッシュ突入率が高かったり、通常時とラッシュ時の出玉振り分けに差が少ない機種は期待収支どおりの実収支が得られやすい傾向です。
最終的にはタイプに関わらず回転数が積みあがるにつれ期待収支と実収支の差は縮まります。