2021年2月12日
更新箇所について:遊タイム天井期待値の金額換算表を追加しました。
PAわんわんパラダイスVのスペック
2021年3月8日から新台導入予定です。メーカーはSANYOグループのSan Three(サンスリー)。
V-ST機となります。
スペックは以下の表のとおりです。
等価ボーダーは17.1回転と低めです。
この機種の特徴は遊タイム搭載です。
遊タイム天井期待値の恩恵は比較的高いため、お店が甘すぎると判断した場合は出玉を削ってくる可能性が十分に考えられます。
しかしながら、ヘソ賞球が1個しかありませんので、お店の調整の幅が広がりメリハリのある運用にも期待できます。
出玉面について、ヘソでの初当たりで直接STに突入するにはラウンド(R)振り分けが3%しかない10Rを引くしかありません。残り97%は時短50回の4R(44%)と6R(53%)ですので、ほとんどが時短を突破してからSTに突入することとなります。
4Rの出玉数(差玉)は288個で6Rが432個となり平均すると355個です(288個×44%+432個×53%)。これは、200個程度が相場となっている甘デジの突破型V-ST機としては極端に少なくないのは助かります。
ST突入率は10RのST突入確定に加え4Rおよび6Rの時短50回にプラス4個残保留込みで合算44%です。内訳は10Rからが100%で4Rおよび6Rからは42%です。ST継続率は80%(残保留4個込み)なので突入すれば高い連チャン性能が期待できます。
以上のように基本的には高い継続率を活かし連チャンを重ねて出玉を増やすタイプの機種ですが、初当たりの出玉もさほど少ないわけではなく、出玉のバランスにも配慮した仕様だと思われます。
遊タイム期待値を計算してみました
遊タイムの発動契機は通常時を250回転消化後となります。
遊タイムに突入後は、最大379回の時短に突入し当選確率は97.8%となります。
遊タイムの天井期待値は通常時を含めた全体の平均期待値を大きく上回るため、天井狙いが有利な機種と言えるでしょう。
残保留4個を含めて算出しました。
まずは出玉削りなしの標準モデルです(差玉)。
次に、出玉が10%減る場合ですが、こちらのほうが現実的だと思います。
なお、これはスペックから算出した出玉数をベースとして大当り時や遊タイムを含む電サポ中の入賞時にアウトにこぼれるムダ玉を合算で除いて計算した値です。最終的に手元に残る出玉(差玉)とお考えください。
貸玉料4円で金額換算した場合の期待値は以下のとおりです。交換率は4円等価交換および3.57円交換の2種類で計算してあります。
出玉削り10%の表です。
参考までに、終日打つ場合のボーダーライン回転率を一覧表にしましたのでご活用いただければ幸いです。