2020年12月26日
年末年始はパチンコ店にとって年間最大の稼ぎ時
パチンコ店にとっての年間で最も稼げる時期は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の3大期間です。
この期間は、世間では連休に入るのでパチンコ客がとても多い時期となります。中でも年末年始は年間で最も稼げる時期となります。
現在、年末年始に突入しようとしていますが、この期間のパチンコ店は多くのパチンコ客で大賑わいなのです。
パチンコ店にとって稼ぎ時ということは、打ち手にとっては負ける可能性が高い期間とも言えます。黙っていても集客できる時期には普段よりもさらに回収傾向になるのが普通です。
今回の年末年始は例年と違う客層になる可能性もある
●通常年ならば、世間の仕事納めは2020年12月28日(月)で仕事始めは2021年1月4日(月)になるはずです。このため、一般的な休日は12月29日から1月3日までの6日間となります。
●しかしながら、政府は感染症対策の一環として企業等に休日の延長を要請するとかしないとかの話題も10月頃にありました。今回の年末年始休みは12月29日から1月11日までの14日間となる企業等が出てくるかもしれません。
パチンコ店が稼げる期間は例年より増える可能性があるということです。
●一方、世間では感染症拡大を懸念した帰省自粛の風潮が広がっており、年末年始の人の移動はかなり減る公算が大です。
この期間のパチンコ店は普段より帰省客の割合が高くなるわけですが、今回は地元客で占められる可能性が高いとも言われています。
このため、例年ならば回収傾向になる時期ですが、地元客相手だと辛すぎる調整にはしづらいとの意見も聞かれます。どう影響するかは未知数です。
そうは言ってもパチンコ店にとって年間最大の稼ぎ時には違いありません。要は回収調整の程度の問題です。
負け額は普段の3割増しと考えてほどほどに打てば良い
下のグラフはパチンコ店の遊技機1台1時間あたりの粗利を表したものです。
パチンコおよびパチスロの合算の値です。貸玉レートも合算です。全国平均での話になります。
パチンコユーザーから見ると、投入金額ではなく負け額とお考えください。
2018年は年間平均では700円ですが、年末年始期間中は910円、30%増と跳ね上がります。
ただし、これらの金額は複数の貸玉レート合算のため、4円パチンコや20円スロットはこの金額を上回り、1円パチンコや5円スロットは下回ります。
他の年も同様の傾向ですね。
普段より1台あたり、およそ3割も粗利が増えます。そのように台を調整するわけですね。
加えて、客数が伸び稼働も高まりますので、パチンコ店全体の粗利は大きく上がります。
パチンコ店がこの時期を逃す手はありません。
裏を返せば、パチンコユーザーは普段の3割増しの対価を払って遊技することになります。
とは言いつつも、せっかくのまとまった休日にパチンコを打ちたい方も少なくはないでしょう。
出費を抑えたいのならば、こうした情報を頭の片隅に置いて、ほどほどに打てば良いかと思います。
のめり込みには注意しましょう。
特記事項
●データは代表的なパチンコ関連機器メーカーであるダイコク電機さまのホームページからお借りしたものをグラフ化してあります。データサンプル数は全国の3割ほどの台数になります。
●ここでいう2018年の年末年始期間とは12月29日から翌1月4日までの7日間のデータです。
●ウエブサイトから一般的に入手できる最新データは2018年です。