2020年10月27日【記事更新:2020年11月6日】
更新箇所は水色マーカーの部分です。
PAドラム海物語IN JAPANのスペック~突然時短で甘い仕様に
2020年11月2日から新台導入予定です。
スペックは以下の表のとおりです。
等価ボーダーは17.2回転と数ある遊タイム機種の例にもれず低い値となっています。
この機種の特徴は遊タイム搭載はもちろんのこと、特筆すべきは「突然時短」を搭載していることでしょう。
電サポ20回(振り分け80%)と40回(同20%)の2パターンあります。突入確率は通常時の163.8分の1ですので、突入の機会は少なくないと思われます。
この機種の大当たり確率(低確率)は99.9分の1ですが、突然時短中に大当りが引ける確率を加味すると88.5分の1と計算されました。さらに、遊タイム突入を加味すると実質的な大当たり確率は83分の1とかなり甘いスペックとなります。
今回のドラム海物語は突然時短が引きやすいので、体感的には当たりやすいと思われるかもしれません。
たしかに、メーカー公表スペックでは、大当たり+時短図柄の合算確率は62.0分の1と表示してあります。
細かくみると、突然時短中に大当たりする割合は21.2%に止まりますので過度の期待は禁物です。
前述しましたが、大当たり確率は99.9分の1で、突然時短と遊タイムを合わせた実質的な確率は83分の1とかなり軽いです。
このため、ボーダーラインは等価交換、出玉削りなしで17.2回転(250玉あたり)とかなり甘い部類に入ります。
さらにヘソ3個返し、電チュー2個返しなので、投資がさほどかさむ事なく遊べるような仕様です。
一方、お店側からみると運用しやすいとは思えません。
このため、通常営業は回転率を絞ったり、出玉を削るなど辛い調整にならざるを得ないと思います。
それでも客付きが良ければメリハリの効いた運用をしてくるお店はあるでしょうから、そういったところを見つけられれば良いですね。
遊タイム期待値を計算してみました
遊タイムの期待値を計算してみました。
突然時短は考慮してあります。
遊タイムの発動契機は通常時を290回転消化後となります。
遊タイムに突入後は、最大379回の時短に突入し当選確率は97.8%と大当り濃厚となります。
通常時と遊タイム中の大当たり平均出玉数はほぼ同じです。
また、ラウンド振り分けはヘソと電チューともに同じです。これまでの多くの甘デジ海物語と同様なので安心感がありますね。
継続率は60%と比較的抑えられているのと相まってバランスの良い出玉感が味わえるのではないかと思います。このへんは海物語の持ち味を崩していないのでしょう。
まずは出玉削りなしの標準モデルです。
次に、出玉が10%減る場合ですが、こちらのほうが現実的だと思います。
これだけ甘い機種だと、かなり出玉を削ってくる恐れがあるためです。
貸玉料4円で金額換算した場合の期待値は以下のとおりです。交換率は4円等価交換および3.57円交換の2種類で計算してあります。
最後に、この機種は通常営業では辛い調整で運用されつつも、遊タイムへの出玉依存度はさほど高くなく、お店によっては甘い調整に巡り合えるチャンスがあると想定されます。その場合は天井狙いに関係なく終日打ち切ることもあるかと思います。
参考までに、終日打つ場合のボーダーライン回転率を一覧表にしましたのでご活用いただければ幸いです。