2020年9月26日【更新:2020年10月17日】
更新箇所は最初の水色マーカーの項目です
劇場版魔法少女まどか☆マギカ2(99ver.)と新・必殺仕置人TURBOの遊タイム期待値を比較してみました
下のグラフは、まどマギと仕置人の遊タイム期待値(期待差玉)を遊タイム発動までの残り回転数に応じて並べたものです。
5%の出玉削り、回転率14.0回転(250玉あたり)での比較です。
まどマギの等価ボーダーは17.5ですが、5%削りでのボーダーは18.5と算出されました。
お店の通常営業での運用はボーダーマイナス4~5回転程度と想定し回転率14.0回転(250玉あたり)での比較としたので、より実態に近いかと思います。
遊タイム中の最大期待差玉はまどマギが2,455個、仕置人が2,538個とほぼ同水準です。
遊タイム発動から遠い回転数のうちは、まどマギの期待値がやや高めです。ジャックポットの出玉の上乗せ分が寄与する形になっています。
回転が進むにつれ、その差は縮小していきます。仕置人のほうが遊タイムへの出玉依存が高いことを裏付けています。
総じて、まどマギの期待値の推移は仕事人と比較してやや緩やかな印象を受けました。
参考までに、上記のような通常営業の条件(回転率14)の下、まどマギが現金投資の等価交換で時給換算にして2千円を超えるのは、遊タイムまで残り120回転あたりからになりそうです(データカウンターに表示されている通常回転数は180回転相当)。
3.57円交換だと残り100回転からでしょう(表示回転数は200回転)。
通常回転を1時間に200回転弱回せると仮定した場合での時給換算です。
劇場版魔法少女まどか☆マギカ2(99ver.)は爆発力が凄いかも
KYORAKU(京楽産業)から遊タイム搭載の甘デジ「ぱちんこ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえver.」が出るようですね。
新台紹介のPVがYouTubeに投稿されたのが9月23日で導入予定が10月19日ですので、ずいぶんと慌ただしいですが、まどマギ好きのパチンコユーザーにとっては首を長くするほど待たずに打てるのが良いところでしょう。
メーカーサイトのスペックをみると、通常の低確率抽選に小当り抽選が絡んでダブルで抽選するようです。
ラウンド振り分けの円グラフが3つもあり、ラッシュも種類が分かれ、数字もいっぱい書いてあり難しそうでした。
目玉は業界初となる「JACK POT(ジャックポット)」システムの搭載らしいです。
これは、右打ち中の約10%で発生する10Rの「アルティメットRUSH」を引けば突入できます。突入後は約50%で10Rが継続します。
スペックを表にまとめました。
とにかく通常時に「電サポ25回+保留4個」の3Rか「電サポ295回+保留4個」の10Rの大当たりを引けばなんとか連チャンしそうですが、引ける割合は両方合わせて30%しかありません。
たいがいは「電サポ4回+保留4個」の3R(割合70%)を引くことになるでしょう。
そこから連チャンラッシュに突入させる確率は3割程度ですので、きついですね。
逆にうまく連チャンさせれば爆発力は凄そうです。JACK POT中のMAX継続率は86%らしいですから。ラッシュ中のトータル継続率は77%ですがそれでもかなりのもの。
ボーダーライン(削りなし等価ボーダー)は17.5回転と算出されましたので甘い仕様ではありますね。
遊タイム期待値を計算してみました
とりあえず、遊タイムの期待値を計算してみました。
継続率86%の「JACK POT(ジャックポット)」も考慮してあります。
こうしてみると、期待値をさほど深い回転数に振ったようでもなく普通に打てそうに感じますが、あくまでも机上の推計値ですので実際に打ってみない事には断言はできませんのであしからず。
まず、期待差玉の出玉削りなしの標準モデルです。
次に、出玉が5%減る場合ですが、こちらのほうが現実的だと思います。
右打ち中の玉数は、試打動画を見る限りでは増えてはいませんね。
大当り中は出玉数が液晶画面上に大きく表示されますが、規定の玉数よりほとんど増えません。ということは、右側の盤面に一般入賞口が少ないか、入賞せずにOUT穴へ抜けるムダ玉もそれなりにあるということでしょう。
詳細な入賞口の配置が不明なので断言はできませんが、むしろ減っているとみた方がよいですね。
一種二種混合機で電サポ回数も多くが保留込み29回なので、右打ちで打ちっ放しを続けない限り、玉が激減することはないでしょう。
しかしながら、299回と長い時間打ち込まなければならないラウンドもありますので5%程度の玉減りは考慮しておいた方が無難だと思います。
貸玉料4円で金額換算した場合の期待値は以下のとおりです。交換率は4円等価交換および3.57円交換の2種類で計算してあります。
劇場版魔法少女まどか☆マギカ2(99ver.)と新・必殺仕置人TURBOの一部スペック比較
KYORAKUから先に導入された甘デジ「ぱちんこ新・必殺仕置人TURBO」と比べてみましたが、連チャンを含む1回の大当りによる平均獲得差玉は仕置人の1,192個に対しまどマギが1,431個と、平均的な出玉面はまどマギが優遇されているようです。
また、遊タイムからの突入分は除く通常時からのラッシュ突入率はまどマギが42%と算出されました。これは仕置人の34%と比べ有利です。
逆に、遊タイムの発動条件と時短回数は仕置人が有利です。
発動条件は、仕置人の280回転に対しまどマギは300回転と20回転多く回さなければ到達しません。
細かい事を言うと、まどマギの大当り低確率は1/100.2です。
小当り確率との合算で1/99.9に収めています。
発動の基準となるルールは低確率の2.5倍から3.0倍ですが、低確率の分母が100.2と100を超えており3.0倍以内の300回転が採用されたのでしょう。
時短回数は、仕置人379回に対しまどマギは295回に抑えられています。
こうしてみると、まどマギは仕置人に比べ遊タイムへの出玉依存をやや緩めているような印象です。
とは言え継続率86%の「JACK POT(ジャックポット)」の爆発力は気になるところです。
遊タイム搭載機種は、同じメーカーでも機種により個性が違うようです。試行錯誤を繰り返しながらベストな仕様を探っている段階なのかもしれません。