2020年6月30日
7月は例年は台の調整が比較的甘くなる時期
7月のパチンコ店は、普段以上に集客を意識していると思います。
翌月は世間ではお盆休みを挟みますので、パチンコを打ちに行くお客さんが増えます。
お店にとっては年に幾度もない重要な書き入れ時です。
お盆に向けて、お店は甘く調整された優良台を用意し集客を図るわけです。
今年は客離れの加速が懸念材料
パチンコ店の4月の売上は前年比6割超の大幅減少との数値が経済産業省の特定サービス産業動態調査により明らかになっています。
これは10か月連続の前年割れです。
4月の大幅な売上減少はコロナ禍によるパチンコ店の全国的休業といった特殊要因によるものですが、心配されるのは前年割れが10か月続いていることです。
これは、パチンコ客の所得環境が不透明である事に加え、従来からの広告宣伝規制や射幸性を抑えた遊技機への転換(一定期間先延ばしされてはいるが)による影響も続いています。
また、集客手段の要の1つである新台ですが、コロナ禍による市場導入の遅れは避けられず、今年は盛り上がりに欠けるようです。
このため、人気が高い旧型の機種を増台することで集客を図ろうとするお店も見られます。
以下は2020年7月に導入予定のパチンコ新台です。
PモモキュンソードMC
Pカナカナ2with桃乃木かな
PAガラスの仮面N-K1
P貞子3D2~呪われた12時間~
Fバイオハザード リベレーションズ2 1/199
Fバイオハザード リベレーションズ2 LIGHT ver.
Pひぐらしのなく頃に~憩~
Pミニミニモンスター4
店舗の選択はいつも以上に慎重に行うべき
とは言うものの、足元の客足は徐々に戻りつつあるとの話もネット上で聞かれますし、私の周りでも活気を取り戻しつつあるお店が一部見られます。
このように、客足に不透明感が漂う環境下では、お店の出玉還元の状況もまちまちです。
SNSを見ると、台の調整の状況がひと頃より良くなっているとの報告を見る一方、目先の利益確保のために一段と回収に走るお店も散見されます。
先日、普段から客入りが芳しくないお店で打ってみましたが、コロナ禍以前に比べ明らかに回らなくなっています。1,000円あたり14回転でした。普通は17回転前後です。
対して、特定日に集客できるお店の客入りは活況でした。
店舗による還元度合の格差が広がりつつあるようです。
こうした状況下では、勝ちにこだわる打ち手は、特定のお店での特定日など、優良台が投入される確率の高い日を中心に立ち回らざるを得ないのではないかと思います。
また、遊技を楽しむ事を重視する打ち手は、いつもより回転率に気を付けて打つことに心がけ、回らなければ早めに引き上げるなどすれば財布の中身の減り具合を少しでも抑えることができるでしょう。