2020年6月11日【記事更新:2021年11月2日】
出玉還元の地域差
パチンコ店の出玉還元率は77%台から85%台が一般的と言われています。
還元率が高いと勝ちやすさにつながります。
全国の出玉還元率には、高い地域や低い地域といった格差があるのか調べてみました。
時系列でみると順位に多少の変動はありますが、長い目でみると傾向が見えるようにも感じます。
出張等で全国各地を飛び回るパチンカーやスロッターの方は参考にされてはいかがでしょうか。
参考にされるにあたっては、文末の「参考にする上での留意点」「還元率について」「エリアの構成都道府県」をお読みください。
パチンコの勝ちやすい地域は2019年では広島など中国エリア
パチンコの還元率について見ます。
入手できる最新データの2019年で還元率が最も高いのは中国エリア(85.42%)です。広島県を中心とした5県です(広島、岡山、山口、島根、鳥取)。その次が四国(83.95%、徳島、香川、愛媛、高知)、東海(83.89%、岐阜、静岡、愛知、三重)の順となっています。
7年間の平均でみると、これも中国エリア(85.83%)が1位で、その次が北海道(85.30%)、北関東(84.45%、茨城、栃木、群馬)の順となっています。
以上のことを勘案すると、還元率が最も高いエリア、言い換えると勝ちやすい地域は中国エリアです。
パチンコの勝ちにくい地域は2019年では東京エリア
一方、2019年で還元率が最も低いのは東京エリア(82.29%)で、次が大阪府を含む近畿エリア(83.20%)です。理由はよくわかりませんが、国内の代表的な大都市は意外にも甘くはないようです。東京エリアは東京都のみで構成されます。
パチスロの勝ちやすい地域は2019年では広島など中国エリア
パチスロの還元率について見ます。機械割ではなく還元率です。
入手できる最新データの2019年で還元率が最も高いのは中国エリア(87.53%)です。その次が四国(87.15%)、南関東(87.12%、千葉、神奈川、埼玉)の順となっています。
7年間の平均でみると、これも中国エリア(86.57%)が1位で、その次が北関東(86.55%)、四国(86.36%)の順となっています。
以上のことを勘案すると、還元率が最も高いエリア、言い換えると稼ぎやすい地域は、パチンコと同様の中国エリアです。
パチスロの勝ちにくい地域は2019年では東京エリア
一方、2019年で還元率が最も低いのは東京エリア(84.29%)で、次が東北エリア(85.25%、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)です。
ちなみに、7年間の平均でみると、近畿エリア(84.41%)が最も低く、次が東京エリア(84.63%)となっています。
参考にする上での留意点
●現在は2021年です。データが最新でも2019年であり、足元の順位は入れ替わっている可能性が考えられます。ただし、7年間の平均で見た場合は長期的な実態に近づくと思います。
●エリアでの集計値なので、エリア内すべての都道府県に同様な還元率が当てはまるとは限りませんが、集客力が高いとみられる県は容易に想像できますね。
●トップと最下位近辺の順位には明確な傾向が出ていますが、その他の順位の地域はさほど傾向に差がないように思われますのでご承知おきください。
還元率について
●還元率とは遊技した金額に対しての景品金額の割合のことです。還元率そのものが公表されているのは見た事がないので当ブログにて推計しました。
●ウエブサイトから入手できる最新データは2019年です。
●入手元のダイコク電機様のHPには全国の3割ほどの台データが公表されています。1日1台あたりの売上と粗利の比率の逆数を還元率と読み替えました。
エリアの構成都道府県
【北海道エリア】北海道
【東北エリア】 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
【北関東エリア】茨城、栃木、群馬
【南関東エリア】千葉、神奈川、埼玉
【東京エリア】東京
【北陸甲信越エリア】山梨、長野、新潟、富山、石川、福井
【東海エリア】岐阜、静岡、愛知、三重
【近畿エリア】滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
【中国エリア】鳥取、島根、岡山、広島、山口
【四国エリア】徳島、香川、愛媛、高知
【九州・沖縄エリア】福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄