2020年5月24日
止め打ちについて
止め打ちと言えば、通常時にヘソ(スタートチャッカー)が満タンになる前に止める打ち方を思い浮かべると思います。ヘソ保留が4個の台では3個埋まったら打ち出しを止めるとかですね。
その他に、大当り後の時短中に電チューの開放タイミングに合わせて打ち出しを一瞬止める打ち方があります。ここでは、この場合について解説します。
打ち出しはハンドル右下のストップボタンを押して止めます。
機種は009 RE:CYBORG NR-K 甘デジです。機種は古いですが、まだお店に設置してある現役です。
電チューは赤いベロが出たり引っ込んだりするタイプです。
開放パターンはショート開放4回ワンセットの後、短いインターバルがあり、その繰り返しです。
私は2回目の開放に合わせて3発打ち出し、一瞬止め、その後は4発ずつ打ち出しては止めていました。
単純ですが、タイミングに慣れないと、かなり玉を拾わず逆効果になる事があります。
できれば、打ち出しはすべてリズミカルに単発打ちをした方がタイミングを合わせやすいです。ただし、腕と親指が疲れます。
大当り時のアタッカーへの入賞個数は10個です。捻り打ちによるオーバー入賞は普通に狙えます。9個入賞したところで止めて、10個目を天井に滑らせて11個目を捻ります。捻ると言ってもハンドルをほんの数センチ右に回すだけです。捻った瞬間にストップボタンを押して止めます。ムダ玉を打たずにすみます。
現在は、部品の劣化でストロークが不安定な台が増えており、当時ほどの効果は期待しにくいようです。
止め打ちの実践データ
止め打ち効果(捻り打ちによる効果も含む)を検証するのに良い例として、3年前のデータが残っていましたので紹介します。
詳細に残っていたのは止め打ちを実施した台のデータです。以下の表のとおりです。
止め打ち無しで打ちっ放しの台のデータは1Rあたりの出玉数が88個だった事と、電サポ回転数を約300回転まわしたという記録だけです。こちらは実験のために打ったので1円パチンコです。4円と1円の比較になりますが、出玉数を比較するには支障はありません。
スペックの初当たり確率は99.9分の1ですが、出玉なし当りの確率を除外して105.1分の1に引き直して計算してあります。
止め打ちにより出玉数は増加しボーダーも下がる
止め打ち(捻り打ちも)を実施した場合の1Rあたりの平均出玉数は95.2玉です。これを止め打ちせずに打ちっ放しのままだと88玉なので差し引き7.2玉増えた事になります。
通常回転1回転あたりの差玉に引き直すと1.1玉です(下の表を参照ください)。
終日、通常回転を1,500回転まわせたと仮定すると、1,650玉も増やすことができる計算になります。4円換算で6,600円分ですね(等価交換で計算)。
ボーダーライン(等価)は、95.2玉の場合は17.5回転です。88玉の場合は18.9回転です。1.4回転下げることができます。
上手い人はもっと増やせると思います。
止め打ちするのとしないのとでは、それなりに違いがあるということです。もちろん、機種や台の調整にもよりますが試してみる価値はあると思います。
文末に過去記事を掲載しました。これは、1Rあたりの出玉数が99玉獲得できた台との比較記事ですが、当時の詳細なデータが残っていません。100玉以上獲得できた台もあったと記憶しています。また、台の調整やムラにより、短時間の検証では多少のブレはあります。
★過去記事
2017年3月12日
サイボーグ009甘 ( CR 009 RE:CYBORG NR-K)で止め打ちするのとしないのとではどのくらい差が出るのか実験してみました。
1円パチンコで大当たり時の捻り打ちなし、電サポの止め打ちもなしで大当たり1ラウンドあたり88玉の出玉となりました。電サポ300回転の平均値です。
一方、同じ台で捻り打ちと止め打ちを行った出玉は1ラウンドあたり99玉でしたので、およそ11玉多く出せています。仮に1日に大当たり150ラウンド引けたとしたら、1650玉(11×150)も差が出るんですね。うまい人はもっと差がつくんでしょうね。ちなみに、99玉の出玉は電サポ1600回転まわしてきた平均値ですので多少荒い比較になりますが、だらだら無駄玉打ち続けるわけにいかないので許してください。