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パチンコ店の減少圧力1,800店を予測 ~ 2020年の推計市場規模を基にしたパチンコ店の倒産・閉店

202054日【最新記事更新:712日】

本記事の要旨

●パチンコ店の店舗数は、遊技人口の減少に伴う市場規模の縮小が続いていることから、ここ10年では年平均300店が減少してきた。

 

●近年、減少の勢いは一段と加速しており、直近の5年間では年平均400店となっている。

 

●先のコロナ禍による全国的長期休業から営業再開後の客足の戻りは鈍く、閉店・倒産ペースの加速に拍車をかけており、融資や経費支出の猶予等による救済措置の効果を考慮しなければ、2020年の全国のパチンコ店には1,800店前後の閉店圧力がのしかかると危惧される。

これは、小規模店のみならずチェーン店グループによる不採算店舗の整理も含まれる。

 

●急激すぎる倒産・閉店ラッシュは雇用や関連の産業へも大きな影響を及ぼすことから、融資や経費支出の猶予等による救済措置の拡充により、出来る限りソフトランディングへの道を探るべきである。

 

1.景気停滞・規制強化の中での遊技人口減少

ここ10数年のパチンコ・パチスロを取り巻く環境をみると、2004年の遊技機規則改正の影響が冷めやらぬ中、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)といった大事件が経済に影を落とし、消費税5%からの増税(→810%、20142019年)がそれに追い打ちをかける形となりました。

 

この間、集客イベントが事実上開催できなくなるなど広告規制が年々厳しさを増し、また、遊技機は高射幸性から低射幸性へ出玉を規制される流れが続いています。

 

こうした状況下、2018年のパチンコ遊技人口(参加人口)は950万人(レジャー白書2019)と、2008年の1,580万人から10年で約4割減少しています。

 

2.市場規模が縮小する中でのパチンコ店減少

パチンコの市場規模をみると、2018年は207千億円と2008年の288,190億円から10年で約3割縮小しています。

 

厳しい環境が続いたことから、パチンコ店の店舗数(営業許可数)は2018年に10,060店と2008年の12,937店から10年で約2割減少しました。2019年には9,639店とさらに減少しています。

 

これは、市場規模が28億円縮小すると、パチンコ店1店が閉店に追い込まれる計算になります。

 

市場規模の直近のピークは2005年で348,620億円です。ここから2018年の207千億円まで年平均4%程度で縮小しています。

 

このままの傾向が続くと、2025年の市場規模は155千億円にまで落ち込むと推計されます。

 

同様の計算で2019年の市場規模は198千億円となりましたので、今後5年では差し引き43千億円の縮小分に見合うだけの店舗に閉店圧力がかかることとなります。

実際には新規開店もありますので、閉店数はもっと増えると考えられますが、データが揃えられないので考慮しません。

 

先述したとおり市場規模28億円の縮小で1店舗減少すると、43千億円では約1,500店余りが減少する計算になります(43千億円÷28億円=1,535店)。

今から5年後の2025年の店舗数は約8千店と推計されます(9,639店-1,535店=8,104店)。

パチンコ店の市場規模


3.コロナ禍が倒産・閉店ラッシュの引き金となった

全国パチンコ店の月別売上高は20197月以降減少が続いています。

 

特に20205月はコロナ禍による全国的休業や営業再開後の客足の戻りが鈍く、前年を8割近くも下回り11か月連続の前年割れとなりました。

 

ここ最近のネットの情報を見る限り、売上の減少が続いている事に加え、コロナ禍による全国的な休業が引き金となり倒産・閉店を余儀なくされた店舗が目立つようです。

 

こうした状況下では、本来ならば数年先に起こるであろう店舗の倒産・閉店までもが、かなり前倒しで発生していると思われます。

 

4. 2020年のパチンコ店売上高の伸び率(減少率)を推計

前年7月から前年割れが続く全国パチンコ店売上高は2020年入り後も減少傾向で推移し、5月は前年比-77.5%の大幅な減少となりました。

 

その後は、徐々に客足が回復しているとの情報が多いですが、まだ前年の水準には達していないようです。

 

以下の表1は、SNS等のネット情報を参考に今後の月別売上高の伸び率(減少率)を予測したものです。

 

特に高齢者の客足の戻りが鈍い事や今後の雇用・所得環境が悪化傾向にある事などを考慮すると、年内までに前年水準に回復するのは厳しいのではないでしょうか。

 

これにより、2020年のパチンコ店売上高は前年に比べ2割程度(22.5%)減少すると予測しました。


2020年パチンコ店売上高の伸び率の予測値


5. 今後のパチンコ市場規模を推計

4項のとおり、2020年のパチンコ店売上高(貸玉料収入の粗利に相当)は前年に比べ2割程度(22.5)減少すると予測しました。

 

これは、パチンコ市場規模(貸玉料収入に相当)も同様の割合で減少する事につながります。

 

以下の表2は、前2項で示したトレンドによる推計方法で、今後の市場規模を予測したものです。

 

2019年の市場規模の推計値198千億円から22.5%減少すると153千億円となります。

 

これは、5年先の2025年の水準(155千億円)にまで一気に落ち込む事を意味します。


パチンコ店の業界規模


6.今後のパチンコ店の店舗数を推計【過去10年の平均から考えた場合】

パチンコ店の店舗数は、前2項で示したとおり、市場規模が28億円縮小するにつれ1店舗の割合で減少すると計算されます。ここ10年の平均では年間300店ほどが減少しています。

 

2025年には8,100店になると推計されるので、おおよそ表2のように推移すると仮定しました。

 

2020年の店舗数も市場規模と同様2025年の水準にまで落ち込むと仮定すると8,100店になります。

 

2019年の9,639店から1,500店余り減少すると推計されます。(9,6398,1001,539店)

 

7.加速している近年の減少ペースを基に店舗数を推計【過去5年の平均から考えた場合】

上記の推計は10年間の推移データを基に計算しましたが、足元での店舗数減少のペースはさらに速くなっています。

 

最近の推移をみると、2014年(11,627店)から2019年(9,639店)の5年間では、年平均400店ほどの勢いで減少していますので、2025年までの5年間で2,000店ほどの減少が見込まれるとも考えられます。

 

こうしたことを勘案すると、2020年の全国パチンコ店には、融資や経費支出の猶予等による救済措置の効果を考慮しなければ、前年比1,500店から2,000店、間をとって1,800店前後の倒産・閉店圧力がのしかかると危惧されます(表3)。

 

これには、小規模店のみならずチェーン店グループによる不採算店舗の整理も含まれるでしょう。

 

店舗数の推移を遡ると、2004年の遊技規則改正の影響が色濃く表れた2007年の減少数1,089店を凌駕する規模となります。(200614,674店→200713,585店)

 

8.急激な環境変化は大きな負の影響をもたらす。歯止めが必要

パチンコ店の減少は、ずいぶん前からのすう勢的なものであることは数字が示しているし、異論のある向きは少ないと思います。

 

ただ、急激すぎる倒産・閉店ラッシュは雇用や関連の産業へも大きな影響を及ぼすことは想像に難くありません。

 

企業努力はもちろんの事ですが、先のコロナ禍で限界に達している向きも多いと思います。

 

融資や経費支出の猶予等による救済措置の拡充により、出来る限りソフトランディングへの道を探るべきでしょう。


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オカパチクローバー

九州在住です。ただのパチンコ好きです。パチンコ屋さんが巨大産業になっていたことに最近気づきましたw

★オカパチクローバーの稼働実績について


オカパチクローバーの過去1年間の4円パチンコの成績を月単位で振り返ると、

最も勝った月は2019年1月で311,206円でした。

一方、最も負けたのは8月の

-106,067円です。

詳しくは申し上げられませんが、年間成績は、月平均10万円プラスアルファの12か月分と考えてください。

自分はパチプロではありませんが、甘デジでこのくらいは稼いできました。やる気と時間と多少のノウハウがある方ならこれ以上稼ぐことも可能です。

1日にどのくらい打つかというと、たくさん打った月で平均6時間くらい、少ない月で2時間弱といったところです。年間だと3時間強になりました。

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