2020年1月31日
デジタルパチンコの演出で、赤や金や虹色
（レインボー）などの保留は大当たりの期待
が高い色です。しかし、最近は、赤保留が
激熱だった事が遠い昔のように感じます。
金保留も稀に外しますよね。
時が経つにつれ、大当たり期待度のハード
ルはどんどん上がっています。大当たり確定
だと誰もが信じて疑わなかったレインボーに
しても、バグだかなんだか分かりませんが、
外したという話も聞かれます。
さらに、画面そのものが大爆発しそうな大
音量と光の放射とともに、大掛かりな突起
物まで台の上から飛び出してくる台も珍しく
なくなりました。こうしたとんでもなく派手な
台が次々と投入されているので、いやおう
なしに打たざるを得ない状況です。
我々パチンコユーザーは本当にこのような
台ばかりを求めているのでしょうか。
一方、これだけのエンターテインメントを享
受できるのですから、それなりの対価を払っ
ても仕方がないとも感じます。でもね、
やっぱり出費はできる限り抑えながら遊び
たいですよね。
または、投資してもそれなりのリターンが得
られる期待感が高ければ、それはそれで
面白いのですが、昨今の出玉還元事情は
一段と厳しいようです。
こうしたなか、我々パチンコユーザーは、この
先に何を求めれば良いのか、自分なりに考え
てみました。
パチンコ業界をとりまく環境について、主に
ネットから得られる情報を整理してみました。
マーケティングの観点からみた場合
●集客方法
・集客イベント～射幸心をあおる集客イベント
の規制強化。
・新台入替～ド派手で目立つ台の増加。
・出玉還元～年々、抑制傾向。
●背景
・パチンコ人口が全体としては減少傾向。
●対策
・新規ユーザーの獲得～望み薄
・既存ユーザーの定着化～不透明。
ただし、1円パチンコの客入りは盛況に見える。
パチンコホールの営業収益からみた場合
・4円パチンコは減少傾向。
・1円パチンコは頭打ち。
パチンコホールの経費からみた場合
●継続的な問題
・機械代の高騰が設備投資の抑制につな
がっている。
●足元の問題
・新基準機への入替費用の激増～ほぼ1年
以内。
・分煙化にかかる費用の発生～本年4月。
以上のように情報を整理してみると、パチン
コ人口が減少する中で、機械代の高騰や一時
的にしろ多大な費用負担の発生が経営を圧迫
しているようです。新規顧客の獲得どころでは
ありません。いかに常連を逃がさないようにす
るかといった守りに注力しなければならないの
は、自明の理です。
そうすると、問題解決に少しでも期待が持てる
のは「１円パチンコ(低貸玉)の活用」と「機械代
の抑制」でしょう。黄色のマーカー部分です。
「機械代の抑制」に関しては、パチンコユーザー
がどうしても派手な演出にこだわるのならば、
ホールはそれなりの機械を導入する必要があ
りますので、現状は変わらないでしょう。
パチンコ機１台あたりの価格は、20年ほど前
は20万円前後だったようですが、現在は50
万円前後に跳ね上がっていると聞きます。デフ
レがどうのこうの言っている時代に2倍を優に
超える価格上昇は異常に映ります。
出玉還元に回せる資金を捻出することも難しい
と素人でも察しがつきます。
しかし、パチンコユーザーが他にもニーズを求め
ているのならば、打開策はきっと生まれるに違い
ありません。
「１円パチンコの活用」については、４円と同じ機
械で安く遊べるわけです。リターンは少ないです
が、投資も少額ですみます。これまで分かってい
ることです。我々の所得環境をみると、大幅な賃
金上昇は望めず、遊戯にまわせるお金もそれな
りの時代です。遊戯も時代に合わせていけばよい
と思います。
以前の１円パチンココーナーは、自分の知る限
りでは、旧タイプの台や不人気台を並べただけ
のコーナーと言っても過言ではありませんでし
た。
しかし、昨今、同コーナーに惜しげもなく新台や
人気台を導入するホールが増えつつあるのは
非常にうれしい動きだと思います。
パチンコファンの一人として、無理なく遊べる遊
戯への変貌を期待してやみません。
参考記事です。ご興味があればご覧ください。
★逓減するパチンコの回転単価 パチンコ期待値の減少
https://okirakucb.jp/blog-entry-282.html
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