2020124

大手ホールが貯玉乗り入れシステムを導入

4円パチンコの持ち玉はあるが、腰を据えて打つには足りない。


1円パチンコの玉に換えることができれば、4倍の玉数になるのでじっくりと打てるのになあ。


といった状況で役立つのが貯玉乗り入れシステムです。20154月1日から解禁されています。

 

このシステムを導入したお店では、4円パチンコの貯玉は1円パチンコの再プレイに使え、逆に1円パチンコを4円で使うこともできます。

 

私の地域の大手ホールではこれまで導入していませんでしたが、ここ最近、突然導入に至りました。


 大当たり等の出玉を貯めて貯玉にする

ここでちょっと基本的な話に飛びます。


パチンコの貯玉(ちょだま)とは、大当たりで獲得した出玉を景品に交換せずにホール(お店)に預けておくこと。


ほとんどのお店では、次回以降、再プレイに使うことができます。もちろん景品交換もできます。

 

貯玉するには、ほとんどのお店では、会員になることが条件です。住所氏名等を書いてカードをつくります。運転免許証などの本人確認資料の提示が必要です。

 

パチンコユーザーからみた貯玉のメリット

●出玉を景品に交換する時には、景品交換に必要な玉数に満たない余り玉が発生する場合があります。貯玉は、余り玉をうやむやにせずに貯めることができます。チリも積もれば山となるのです。

 

●景品交換などでカウンターが混雑した場合は、並ぶのが面倒ですよね。貯玉していれば翌日以降にゆっくりと交換できます。

 

●再プレイに使える(これが最も大きいメリット)貯玉で打てば換金ギャップを排除できるのでめちゃめちゃ有利です。理由は話せば長くなります。


換金ギャップと貯玉の有利性について詳しく知りたい方は本記事の最後に関連記事へのリンクを置きましたのでご参照ください。

 

お店からみた貯玉のメリット

●顧客を囲い込む効果がある(普通は貯玉したお店でしか使えませんので)

 

●会員カード作成にあたって個人情報を取得できる(顧客属性がわかれば顧客動向を把握できるなど、店舗営業に役立てる可能性があると思う。あくまでも推測です)。

 

貯玉乗り入れシステムの効果は未知数

本題の貯玉乗り入れシステムの話に戻ります。


パチンコユーザーは4円を打つ層と1円を打つ層でほぼ住み分けができているように感じます。それは、常連の顔ぶれをみれば分かります。

 

お店の考えとしては、おそらく、このふたつの層を流動化させて台の稼働を上げたいのでしょう。


さらに、4円パチンコ離れでパチンコ自体を打たなくなった層を呼び戻せればとの思いもあるのではないか。難しいでしょうけれど。

 

どちらかというと、4円から1円へのシフトのほうが考えやすいでしょう。

 

4円客が他店に流れるのを食い止める手段としても効果がありそうです。

 

これまで、射幸心をあおるといった大義名分により、パチンコホールでは集客に関する宣伝が大きく制限されてきました。

 

出玉還元にもメリハリがつきにくくなっている昨今の状況をみると、他店との客の奪い合いどころか、自店客のパチンコ離れをいかに最小限に止めるかに観点が移ってきているようにも見えます。

 

かつて、1円パチンコは、4円パチンコの客離れに歯止めをかけるために、やむにやまれぬ集客手段として登場しました。それでも、全体をけん引するには荷が重すぎます。

 

今回、貯玉乗り入れシステムの導入に至ったのは、集客というよりも、常連客の流出防止対策といった、より消極的な理由によるものなのかもしれません。

 

私の地域のホールで同システムを導入しているのは今回導入したところを含めて2店舗に止まっています。しかし、ネットの情報をみると、ここへきて、全国的にも増えつつあるようです。

 

ちなみに、自分は、貯玉乗り入れシステムをすでに導入しているお店でも稼働してきましたが、同システムを利用したことは一度もありません。なぜなら、そのお店では4円しか打たなかったからです。


便利だとは思いますが、実際に利用するかというとどうも抵抗があります。

 

1円パチンコで出玉還元してくれるかもという超希望的観測

お店の収益の柱は今も4円パチンコです(4円と1円の粗利の割合は2017年でおおむね4対1というデータがあります)。


同システム導入により顧客が1円から4円へシフトしてくれないかといったお店の希望もあるでしょう。


4円の客離れが続くなかでは、何か対策を打たなければこれも難しそうです。

 

じゃあ、4円で出玉還元をアピールして集客するというのであれば、昔からやっています。


しかしながら、お店の収益が減少傾向では還元の原資にも限界があります。

 

そこで、1円パチンコに優良台を投入し続けて出玉を顧客に還元すれば、客のふところには余裕ができます。4円パチンコでも打つかといった考えになる可能性は高まります。

 

1円パチンコなら還元原資も4分の1で済みそうだというのは素人の考えかもしれませんが、やってみてくれないかなあ。

 

パチンカスによる現実を無視した超希望的妄想はますます膨らむのであった。

 

換金ギャップと貯玉の有利性について詳しく知りたい方は以下の関連記事をご参照ください。

★現金投資の罠 前編

https://okirakucb.jp/blog-entry-206.html

 

★現金投資の罠 後編

https://okirakucb.jp/blog-entry-207.html

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By okadmin

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