2020年1月16日
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はじめに。この稼働にパチンコの本質の甘い汁が含まれています
自分、オカパチクローバーが、2019年3月9日に甘デジのシンフォギアを打ちましたところ、35回連続で大当たりを引きました。大爆連チャンです。自分が打ったシンフォギアでは今でも最高記録です。
上のグラフはその時の差玉(金額に換算)と期待収支の動きを表したものです。
普通は、爆連、爆出し、出玉が2万発オーバー、差玉も15,000玉のプラスで金額換算53,000円を大量ゲット。
大儲けでハッピーライフの豪遊じゃあ、ということで終わるのですが、今回は真面目に稼働内容を掘り下げてみたいと思います。
今思うと、この稼働は、パチンコというものが、どういう挙動を示すのか、精神にどういう影響を及ぼすのか、パチンコとどう付き合っていけばよいのかについていろいろ教えてくれる良い事例です。だから、ずっと残しておきたい記事なのです。
2019年3月9日の稼働結果です
以下の表は稼働履歴です。
通常回転709回転(電サポ込み)を回し、大当たり44回を引きました(初当たりは6回)。
単発4回、5連チャン1回に、最後は35連チャンの大勝利でした。
表面回転率は19.3回転(250玉あたり)。
差玉は14,897玉の大幅プラスでした。
期待収支は3,610円でした。
単回転収支は5.1円(=3610円÷709回転)です。
その他、詳細の稼働データは以下の表のとおりです。
ボーダーラインは17.4回転と算出されました。
15,000玉近く(実収支は53,629円=14,897玉×4円×交換率0.9)の差玉を獲得した割には期待収支が3,000円台(3,610円)に止まってしまいました。
やめ時を逃して打ち続けた
下のグラフは今回稼働時の回転率の推移です。
投資玉数は累積で、回転率は平均です。
点線は近似曲線でグラフの傾向を示します。
この台はこれまでに何度も打っていて、ボーダーラインは17.5くらいだとわかっていました。今回の計算では17.4と算出されています。
自分はボーダープラス3回転以上の台を打つことを目標としていますが、今回はボーダープラス1.9回転(回転率19.3-ボーダー17.4)に落ちるまで打ち続けてしまいました。
これは反省点です。
やめ時は、回転率が平均で20.4回転を切る前です。グラフでみると、投資が3,715玉に達する前が投資効率的にはベストですね。
とは言いながらも、その後6,020玉を投資するまでは回転率が再び上昇していますので悩ましいところですが。
最終的には自分の判断です。投資効率を取るか、少しでも期待収支を稼ぐかといった考え方の違いによるでしょう。
もっとも、ボーダー以下になっても延々と打ち続ければ、いずれ負けますので、ご注意ください。
重要なのは精神面です。大勝ちしても思い上がらないことが大切
パチンコで大きく勝つと、気も大きくなり、自分には才能があるのではないか、それなら、自分独自の理論で立ち回れば絶対に勝てる。
と思いがちになる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、技術介入により多少の出玉の増加は望めるものの、台の実力を大きく上回り勝てた場合は、自分の実力ではなく、運が良かっただけにすぎません。
運はコントロールできません。
このブログではこれが大前提で話をしています。
今回の稼働がいかに運が良かったのかについて表にしてあります。
ツキ指数と言います。黄色の部分の数字です。
パチンコの大当たり確率は機種ごとに決まっています。
たくさん回せば回すほど本来の大当たり確率に収束していきますが、当たり方には偏りがあります。
今回は、44回の大当たりを引くことができました。
これは通常回転を平均で1,676回転まわさなければ引けない回数ですが、大当たりがたまたまプラスに偏ったために709回転まわしただけで引けました。大当たりを20回も多く引いています。
これを指数化したものがツキ指数です。今回のツキ指数は236.4%のプラスでした。確率どおりに引けて100%です。
平均の2.364倍の大当たりが引けたということです。実力を大きく上回る収益を手にしました。
一方、期待収支は3,610円です。これは実際にまわした回転数に対応した平均の勝ち額なので、いずれこの金額に収束します。
5万円余り勝っても5万円負けることがあるということです。
(=期待収支3,610円-実収支53,629円)
自分は、今回のように一時的に大きく勝てても、「潤沢な投資資金をつくることができたのでラッキーだった。これを元にまた打てる。」
といった程度にしか考えないようにしています。