202017日【更新:62日】

貸玉レートの変遷

パチンコの貸玉レートの上限金額の変遷を以下に簡単にまとめました。

1949年に1円から2円に変更。この頃はまだ手打ち式でした。

1972年に3円に変更。この年から電動式ハンドルが認可されました。

1978年に4円に変更。

20144月から消費税相当分の上乗せが認められたため、現在では消費税込みで4.4円以下となっています。

 

1978年から30年近くもの長い間、14円のみといった時代が続きました。

 

2006年頃から1円パチンコを始めとした低貸玉パチンコが普及していきました。低貸玉専門店も続々登場しました。4倍遊べる」といったキャッチフレーズなどで集客を図っていましたね。


現在でも4円パチンコが主流ではありますが、低貸玉パチンコも立派に市民権を得た形となっています。

 

複雑系の貸玉レートには困惑する向きもある

ここ10年ほどの間に、パチンコの貸玉レートはかなり多様化していますね。

 

自分の近所のホールも4円、1円、1.6円、1.25円のうち2つの組み合わせが頻繁に変わりました。4+1円での営業から1.6+1円に変わり、しばらくして4+1.25円に変わるといった具合です。

 

低貸玉パチンコは全国的に1円のシェアが最も高いです。これに1.25円、2円、0.5円が続くようです。

 

この他、0.1円とか0.2円とかの超低貸タイプの他、0.224円、0.67円、1.12円、2.24円といったマニアックなものまで確認できます。おそらく、基準の貸玉レートに消費税分を乗せているのでしょう。

 

しかし、ユーザーからみれば、混乱要因でしかありません。顧客ニーズはどこへ行ったのでしょうか。

 

集客手段としての低貸玉レートの導入は頭打ち

グラフは貸玉レート別にみたパチンコ機の台数割合の推移です。データはダイコク電機さまのホームページからお借りしたものを加工してあります。データサンプル数は全国の3割ほどの台数になります。

 

4円パチンコと1円パチンコは掲載データをそのままグラフ化しました。1円、4円パチンコ以外については、100%からそれらを差し引いたデータをグラフ化してあります。点線は近似曲線です。グラフの長期的な傾向を示します。

 

グラフにある「1円、4円パチンコ以外」とは、1.25円や2円パチンコなどの複雑な貸玉レートとみなしました。


20200107 1円パチンコの未来はどうなるか編 グラフ1 - コピー

20200107 1円パチンコの未来はどうなるか編 グラフ2 - コピー

20200107 1円パチンコの未来はどうなるか編 グラフ3 - コピー

 

2008年から2017年にかけての推移を見てみます。

 

4円パチンコの割合は減少傾向ですが、減少の勢いは2014年以降、やや落ち着きつつあります。

 

1円パチンコは増加傾向でしたが2015年で頭打ち感が見られます。

 

それら以外のレートも急増していましたが、2016年から落ち着いてきたように見えます。


このように、低貸玉レートの導入による集客効果にも手詰まり感が出ているようです。

 

次回へ続きます。

20200104 1円パチンコの未来はどうなるか編 - コピー

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By okadmin

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