2019年12月20日 【更新:2020年5月25日】
出玉調整によりボーダーラインは違う
上の表は、パチンコの損益分岐点である回転率のボーダーラインで、ウエブサイトに掲載されている数値と実践値との比較です。
数あるパチンコのウエブサイトに表記されているボーダーラインはまちまちです。
それは、現金投資で打つか、大当たりで出来た持ち玉を使って打つかによっても違うためです。また、本来なら同じ玉数だけ出るはずの大当たり時の出玉が、ホールの調整によって基準値より少なくなることも影響します(出玉削りと言います)。
いくつかのサイトの数値を平均してみました。
実践値は、貯玉(持ち玉)を使い打っているため、サイトのデータも極力、すべて持ち玉遊戯のものを採用しました。
実践値は、私オカパチクローバーが打って計算した数値です。実際のホールの調整状況がわかりますので、参考にしていただければ幸いです。
ここで、注目していただきたいのが、実践値とウエブサイトの数値との乖離幅です。これが大きいということはどういうことなのか考えてみました。
FシンフォギアSを例にとると、ボーダーラインはサイトでは21.4回転ですが、実践値は18.1回転とずいぶん抑えられています。差が3.3回転もあります。黄色の部分です。これは、計算上の出玉より実践での出玉のほうが多いということではないかと推測されます。
では、なぜ、多くなる(増える)のかというと、盤面右側の一般入賞口へ入賞しやすく実際のスペックは甘い事と、無駄玉を節約する打ち方をしている効果だと思われます。
比較的、節約打ちの効果が高いと思われる機種は、シンフォギアの他にドラム麻雀物語や花の慶次Xがあります。ブラックラグーンは、2ラウンド当たりを引いていない数値だったので、高めに出ている可能性があり参考値
としてみてください。
一方、スーパー海物語inジャパン2太鼓の達人は、差が-2.2回転と実践値のほうが低くなりました。これは、おそらく、ホールが出玉削りの調整を行っているためだと思われます。当機種は、甘デジの海物語で、私も期待していたのですが、ホールはなかなか甘く扱い続けてくれませんでした。
節約打ちの簡単な方法をあげます。回転率を上げる方法としては、玉が抽選スタートチャッカーに入賞し保留(4個保留が一般的)が満タン(4個とも保留ランプがつく)になれば、打ち出しを止めること。
出玉削りに対抗する方法としては、大当たりアタッカーに、例えば10個入賞でアタッカーが閉まる仕様であれば、10個入賞する前に止め、すでに飛んでいる残り玉が入賞し10個になるのを待つ。といった方法が基本です。
上記の方法の他に、時短中の電サポ開閉タイミングに合わせて打ち出す止め打ちや、大当りアタッカーへ規定数以上をオーバー入賞させる捻り打ちもあります。
節約打ちの方法は、以下の過去記事にありますので、参考にしていただければ幸いです(シンフォギア)。
★大当たり中の右打ち時の留意点 ~ シンフォギア 甘デジ 遊パチ
https://okirakucb.jp/blog-entry-131.html
★電サポ中の止め打ち ~ シンフォギア 甘デジ 遊パチ
https://okirakucb.jp/blog-entry-163.html