2019年10月11日【更新:2020年5月28日】
さて、前編からの続きです。⇐過去記事「現金投資の罠 前編~パチンコの換金ギャップ」
以下の表は打ち込みをすべて現金投資した稼働結果です。
通常回転を276回転まわして期待収支が672円の赤字となりました。
通常回転1回転あたりの玉単価(回転単価)は-2.4円(-672円÷276回転)となりました。打てば打つほど負けるマイナス収支ですね。ボーダーラインは24.3回転(250玉・1,000円あたり)と算出されました。
仮に、この台をすべて現金投資で終日打った場合の期待収支を計算してみます。通常回転を1,500回転回すことができたとして3,600円の赤字です(-2.4円×1,500回転)。
仮に、すべて貯玉(持ち玉)で打ち込む事ができた場合を計算してみました。
同じ通常回転をまわしたと仮定すると、期待収支が532円の黒字に転じます。
回転単価は1.9円(532円÷276回転)となりました。安いですがプラス値です。ボーダーラインは21.9回転と大幅に改善します。
この台をすべて貯玉で終日打った場合の期待収支は1,500回転回すことができたとして2,850円の黒字です(1.9円×1,500回転)。
現金投資だと期待収支がマイナスの台が、貯玉投資(持ち玉遊技)をすることによりプラスに変わるケースが多々あります。打てば打つほどその差は拡大します。
普通、現金投資をしても、途中で大当たりを引いて得た持ち玉を使い打ちますので、ここまでの極端な差は避けられそうですが、換金ギャップがある場合は、貯玉で遊技することがいかに有利であるかは分かると思います。